何かが起こったときに人のせいにしてしまうのは、
とても簡単で、とても楽な選択のように思えます。
しかしそこには、とてつもない息苦しさ、
生きにくさが潜んでいることを感じた出来事があったので、
みなさんとシェアしたいなと思います。
先日、テレビで
コロナウイルスに対して
専門家に一般の方々が
Twitterを通して質問をするコーナーが
放送されておりました。
家事をしながら
なんとなく見ていて、
視聴者の方の質問にも、
共感するところが大いにありました。
人として、やはり正体のわからないものは
怖いと思いますし、
思わないと生物として
危険なこともあると思います。
そしてやはり
確実な対処法がない事に対しても、
現状どこまで対処できるのか、
つまり効く薬はあるのか、という点を
明確に知っておきたい、
という気持ちもわかります。
日本での被害が出始めてから
しばらくが経過し、
少しづつでもその姿が明らかになり始めました。
その情報を精査して受け取りながら、
各々が日々考え
あるべき姿を見つけて行動し
毎日をすごしているのだとおもいますが、
ある質問に、とても驚かされました。
それは、
【ライブハウスやパチンコ、
雀荘などが
明確に言及されないのはなぜか?】
という質問でした。
私はこの質問を見て、
おや。
と思いました。
これだけ毎日、
『不要不急の外出は控えるように』
との要請が出ている中で、
わざわざこの質問をしてきた人
の本意はどこにあるんだろう??
そこで、一緒に見ていた主人と話をしました。
私『どう考えても、
ライブハウスも雀荘もパチンコも
行かない方がいい場所ってわかるのに、
なんで聞いたんだろうね?
可能性の高い場所は
全部端から端までリストアップして
ダメですよって言ってほしいのかな?』
主人『自分で責任取りたくないんでしょ。
なんかあった時に。』
私は彼の一言で、
なるほどな!!!!!!!
と納得してしまいました。
実際に、この質問をしていた方の
本意がどこにあったのかはわかりません。
もしかしたら、
その方の身近な人が、
こんな状況にもかかわらず
毎日雀荘やパチンコ屋に入り浸っている事に
憤りを感じているってことも
あるかもしれない。
けれど、もし、
私と彼が話したような
考え方、生き方が原因で
そのような質問をしたのだとしたら
この人は多分、
とても生きづらく、
疲れる人生だろうなと思ったのです。
いまの混乱の中で、
私としての立ち位置は、
怖れすぎず、
しかし侮りすぎず、
衣食住をととのえ、睡眠をとり、
手洗いうがいをしっかりとし、
情報を精査しながら
やりたいことをやり、
笑って暮らす事を続ける。
これしかない、と思っています。
けれど、
家にいるのが安心、であれば、
それでもいいと思っています。
外に出て不安や恐怖が勝り
家にいれば心身が安定して
安心できるのなら、
その方が、免疫は喜ぶのではないかな
と思うからです。
でも、その選択にしても、
それはその人が、
自分が得た情報を吟味して
自らの行動を決定した場合に限る、
とおもうのです。
この質問者の方のように
あれもこれも全て
指示してもらわなくては
私たち一般市民は
なにもわからないしできません!
何かあったらどうするんですか!!!
という姿勢で生きていくのって
なんだかとても大変そうだと思いませんか?
あれをやるにも
これをやるにも
だれかに委ねて、決めてもらって、
もしそこに少しでも不利益が出たら、
その人のせいにするのでしょうか?
自己責任、という言葉がありますが、
私は今回の事でその言葉の意味を
あらためて考えさせられると同時に、
一事が万事、
人生にも共通するテーマであり
私が掲げる人生の舵取りに
繋がるテーマだなと強く思いました。
誰かに舵を取ってもらうことって
楽な時もあるのかもしれませんが
人のせいにして生きることと
イコールなのかもしれません。
あなたのせいで、わたしはこうなった。
誰かがいなかったから、わたしは苦しんだ。
そうして生きるのって、
実はとても生きづらく、
苦しいことだと思います。
母を亡くした後の私は
まさにこの
「あなたのせいでマン」
でしたから
その息苦しさ、
生き辛さは、
身を持って知っています。
自分で自分の人生に舵を取ることって
私が感じる限り、
これよりずっと軽やかです。
原因が自分にあるのなら、
自分が成長していけばいい。
自分がかわっていけばいいのです。
自分が決めたことを、
自分が守ってあげるだけ。
誰かとの約束が果たされることを
待ち続けなくてもいいんです。
もし待っているとしても、
わたしが待つと決めたから待っている。
それは待たされるのとは違いますよね。
誰かのせいにして生きたくない、
そう思い至ったあなたと
お話できる日を楽しみにしております。
4月の体験会募集は
3月22日にスタートします。
それまで少々、
お待ちくださいね。